潜っていると、海底に粒々の海藻が生えているのを見かけます。ぱっと見は、沖縄の海ぶどうにそっくりです。
10年以上前に「こんな海藻、今までなかったよな」と気づいたのが最初でした。それが今では、広い範囲で見かけるようになっています。
海ぶどうに似ているけど、別の海藻です
名前はセンナリヅタといいます。イワヅタ科イワヅタ属の緑藻で、学名は Caulerpa racemosa var. macrophysa。
沖縄名物の海ぶどう(クビレヅタ)とは同じ仲間ではあるんですけど、別の種類です。海底を這う枝から伸びた先端が、ぷっくり丸くなる。だから海ぶどうに見えるんですよね。

気になって、地元の漁師さんに聞いてみたことがあります。
「海ぶどうじゃなかか?見たことなかな〜」
漁師さんも見たことがなかったわけです。長崎の海も温暖化して沖縄みたいな海になるのか。そんな思いがよぎったのを覚えています。
1ヶ所だけだったのが、今は広範囲に
気づいた当時は、湾内1ヶ所くらいでした。それが月日を重ねるごとに遭遇率が高くなっていって、今では水深5Mぐらいで全エリア広い範囲で見かけます。
低い水温が苦手で高水温にも耐えれるようで8月がシーズンなのかな、一番青々しかったです。最近は消滅しているエリアもチラホラ見かけます。水温的には過ごしやすいんだけどね、謎だ(・・?)
6年ぶりに会えた、ナギサノツユ
センナリヅタは、ナギサノツユというウミウシの宿主でもあります。
このウミウシは長崎では珍しくて、あの藻を見るたびに探してきました。宿主が限定されているので、藻があればいるはずだと思って見て回るわけです。それでもなかなか出会えず、8月に入ってようやく6年ぶりに再会できました。
面白いのはその後です。一度見つけてからは、同じ8月のうちに何度も観察できています。

9月に入ってからは寄生場所のセンナリヅタが消失したので見かけなくなりました。他のセンナリヅタに移動してるかも。
増え方は、記録しておいた方がいい
絶妙なバランスで成り立っている自然界、何かが増えれば当然他の生き物にも良い悪いどちらにも影響がでます。
広がるスピードが速いので、底の景色がこれからどう変わっていくのか。そこはまだ分かりません。いまはまだ「変わってきた」という段階ですけど、毎年潜って見ている側としては、見過ごしにくい変化です。
センナリヅタそのものを否定する話ではありません。ただ、増え方と広がり方は記録しておいた方がいい。
今回はセンナリヅタの話でした。これからも、あの粒々の藻がある場所は注意深く観察していきます。
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ここまで読んでくれてありがとうございます😊
こんな海で潜れるのが長崎の面白いところなんですよね😊
実際に見てみたい方は、下から次の一歩を。