レスキュー講習が「ただの資格取得」じゃない理由

「レスキューって、何のために取るんですか?」

これ、スクール生からよく聞かれる質問なんですよね。

ダイビングライセンス取得の過程で、ダイバーってランク分けされてることを知ります。AOWは様々な遊び方を学ぶし場所によって参加条件になってるので今後遊べる場所を増やすために取得は分かる。けど、レスキューダイバーって「資格として聞いたことはあるけど、自分に必要かな」って感じで。

一般的な答えは「緊急時に対応できるようになるため」だと思います。水中でバディがパニックになったとき。誰かが浮上できなくなったとき。そういう場面に備える講習、という認識。

それ、間違ってはいないんです。でもね、それだけを目的に取る資格じゃないんですよ。

目次

レスキューを受けた後に起きる変化

26年間、いろんなダイバーと一緒に潜ってきました。

レスキューを受けた後のダイバーを見ていると、必ずある変化が起きるんです。

バディへの目の向け方が変わること。

講習を受ける前のダイバーって、自分の潜り方に集中してるんですよね。呼吸・浮力・ナビ・カメラ。やることがたくさんあるから、バディは「一緒にいる人」という感覚。

でも講習を受けると、バディが「見る対象」になる。

「今、呼吸のペースが速くなってる」 「水面で様子がおかしい」 「エントリー前から緊張してるな」

こういうことに、自然と気づけるようになるんですよ。観察するクセがつく、と言ったほうが正確かもしれない。

これはレスキュー講習で「問題のあるダイバーを見つける・アプローチする」というトレーニングを積むからなんですけど、身につくのはスキルというより「視野」なんです。

自分が助けるためじゃなく、バディを変えるための講習

じゃあ、なぜその「気づく力」が大事なのか。

ダイビングのトラブルって、ほとんどが「小さなサインを見逃した」ことから起きるんですよ。いきなりパニックになるダイバーはいない。呼吸が乱れる、動きが止まる、水面をちらちら見る。必ずそういうサインがある。

その段階で声をかけられるかどうかで、ダイビングの結果が変わる。

レスキューを受けたバディと潜ると、潜れる範囲が広がります。「ちゃんと見てくれてる人がいる」という安心感があるから、自分も海に集中できる。

バディが変わると、ダイビング自体が変わる。

自分が誰かを助ける場面なんて、26年でもそんなに多くない。でも、バディを安心させる存在になれるかどうかは、毎回のダイビングで関係してくるんです。レスキューが変えてくれるのは「技術」じゃなくて「視点」。これが本質だと思ってます。

「レスキューダイバー」という肩書きより、視点が変わること

よく「レスキューダイバーになると何が変わるんですか?」と聞かれます。

肩書きとしての変化は正直、大きくない(笑)

ファンダイビングで「レスキューダイバーです」と言っても、海の楽しみ方が変わるわけじゃない。

変わるのは「潜る前に何を確認するか」「潜りながら何を見るか」「潜り終わった後に何を振り返るか」というプロセスそのもの。

ダイビングのトラブルを想定して動く習慣がつくと、自分自身のリスク管理も変わってくる。「今日は体調がよくない」「少し疲れてる」というとき、無理して潜ろうとしなくなる。

バディのためでもあるし、自分のためでもある。それがレスキューを取った後の変化です。

VERRYSのレスキューは、ちょっと違います

他のダイビングショップでは、レスキューは3〜4日で取得するのが一般的なんですよ。

VERRYSでは基本10ヶ月ベースで取り組んでいます。資格を取ることが目的じゃなく、「認定される頃にはレスキューダイバーとして動ける自分になっている」という状態を目指してるから。

どんなふうに進めていくか、くわしくはこちらの記事で書いています。 👉 レスキューダイバー(RED)コースについて

VERRYSのメンバーシステムとレスキューの関係

VERRYSにはメンバーシステムがあります。

メンバーランクによって、レスキューダイバーとしての視点や動きについてアドバイスを受けられたり、レスキュースキルを再度学べたりと、メンバー自身が選べる内容になっています。

レスキューの視点を持っているダイバーは、自分のコンディション管理が上手い。体が慣れていない日、疲れている日、そういう自分の状態を正直に伝えられる。これがあると、ダイビングが長続きするんですよね。

長く潜り続けるための、レスキュー講習

レスキューを取るタイミングは、人によって違います。

「早めに取っておきたい」という人もいれば、「もう少し潜ってから」という人もいる。どちらも間違いじゃない。

一つ言えることがあるとしたら。

長く潜り続けているダイバーほど、レスキューを「取ってよかった」と言う人が多い。

技術としてよりも、視点として。バディとどう潜るか、自分の状態をどう見るか、何に気づけるか。その視点が変わった後の海は、変わる前より深く楽しめます🤿

「メンバーになれば、海が変わる」というコンセプトで運営していますが、レスキューを受けた後の視点の変化は、その「変わる」を一段深くしてくれるものです。

レスキュー講習やVERRYSメンバーについて気になった方は、お気軽にLINEからご相談ください😊

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