【6月は魚卵の季節!】命の輝きを撮る水中写真講座と、一番大切な撮影マナーのお話

こんにちは!長崎市の少人数・貸切ダイビングショップVERRYS(ベリーズ)です。

気温上昇と共に水温も上昇し、春の海が終わりを告げる5月、春のアイドルだったウミウシたちが少しずつ名残惜しくも姿を隠し始め…でも、マクロ派ダイバーの皆さん、落ち込むのはまだ早いですよ!

そう!次なる胸アツシーズンが、もうすぐそこまでやってきています! 6月頃から本格化する、神秘的な【魚卵】の観察&撮影シーズンです!(゚∀゚)ワクワク

あの小さな小さな粒々に秘められた、力強い生命の輝き…。 想像するだけで、レンズを向けたくなっちゃいますよね!

VERRYSのオリジナル『水中写真講座』でも、更に突き詰めて水中写真のレベルアップを図りたいメンバーさん向けアドバンスセッションでも6月テーマはこの【魚卵】に設定!撮影テクニックや、魚卵の魅力を引き出す新たな視点発見のヒントなどを盛り込んだメルマガも配信完了。メンバーさんたちがレンズを通してどんな素敵な作品を誕生させてくれるのか、今からとっても楽しみです^^

…と、新しい被写体にワクワクする気持ちはよーく分かるのですが、その前に! 今日は、水中写真を愛する全ての方に、そしてこれから水中写真を始めたいと思っている方にも、絶対に忘れてほしくない、一番大切なことについてお話しさせてください。

目次

そのシャッター、本当に大丈夫?「生き物への敬意」を何よりも大切に

美しい水中写真を撮りたい!その気持ちは素晴らしいことです。 でも、その一枚を撮るために、水中の生き物たちにストレスを与えたり、彼らの大切な住処である環境を壊してしまったりしては、本末転倒ですよね(;^ω^)

特に、産卵行動中の魚たちや、卵を守っている親魚は、非常にデリケートな状態にあります。彼らにとって、子孫を残すという最も重要で、命がけの行動の真っ最中なんです。

私たちダイバーは、その神聖な時間と場所にお邪魔させてもらっている、ということを常に心に留めておく必要があります。

【VERRYSが伝える、撮影時に守ってほしいマナー】

VERRYSの水中写真講座では、カメラの操作方法や綺麗に撮るテクニックだけでなく、以下の撮影マナーや生き物への配慮についても、口を酸っぱくしてお伝えしています。

  • 「生き物への敬意」が大前提!: これが全ての基本です。あなたは観察者であり、記録者。決して主役ではありません。
  • 適切な距離を保つこと: 生き物にプレッシャーを与えない、驚かせない、逃げさせない距離感を保ちましょう。特に産卵シーンなどは遠くからそっと見守るのが鉄則です。
  • 環境を壊さない・荒らさない:
    • フィンキックで砂を巻き上げて、卵や小さな生き物を覆ってしまわないように。
    • サンゴや岩に手やカメラ、フィンをぶつけたり、固定したりしない。
    • 被写体を見やすくするために、周りのものをどかしたり、生き物を無理やり移動させたりするのは絶対にNG!
  • 執拗に追いかけない: 嫌がっている素振りを見せたら、深追いは禁物です。「観察させてもらう」という気持ちを忘れずに。
  • フラッシュやライトの当て方にも配慮を: 強い光を長時間当て続けると、生き物によっては大きなストレスになります。特に卵や稚魚は光に弱いことも。

「美しい写真を撮る」ことの前に、まず「海の住人への思いやりを持つ」こと。 これが、私たちダイバーにとって、そして水中写真を楽しむ上で、何よりも大切なことだとVERRYSは考えています。 マナーを守ることで、生き物たちのより自然な、ありのままの美しい姿を記録することができるはずですし、それが結果として、本当に価値のある一枚に繋がるのではないでしょうか(^^)

マナーを守ってこそ、本物のダイバーだ!

ルールやマナーと聞くと、少し堅苦しく感じるかもしれません。 でも、これらは全て、私たちダイバー自身が、これからもずっとこの素晴らしい水中世界を楽しむために、そして何よりも海の生き物たちと共存していくために必要なことなんです。

マナーを守って、生き物たちにストレスを与えずに観察・撮影することで、彼らの自然な営みや、時には予想もしなかった面白い行動、そして命の輝きそのものに出会えるチャンスが格段に増えます。 それこそが、水中写真の本当の醍醐味であり、深い感動を与えてくれるのではないでしょうか。

ダイバーになる最初の講習でもダイバーは水中世界の親善大使ということが書かれてますが、、、覚えてる?

まとめ:命の輝きを「思いやり」の心で切り取ろう

6月から本格化する魚卵シーズン。 本当に小さな、でも力強い生命の輝きは、私たちに大きな感動を与えてくれます。

その神秘的な姿をカメラに収めたい、という気持ちはダイバーとして自然なこと。 でも、そんな時こそ、今一度「生き物への敬意」と「海の住人への思いやり」を胸に、優しい気持ちでシャッターを切ってほしいなと思います。

あの小さな粒々に秘められた命の輝き、アナタならどう表現しますか? VERRYSでは、そんなあなたの「表現したい!」という気持ちも、マナーと共に応援していますよ!

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