こんにちは、⻑崎で唯一完全貸切制のPADIダイビングショップVERRYSです。
当店、貸切り制にしているので多くのブランクダイバーが復活の第一歩に当店をお選びいただいてます。ありがとうございます^^
定期的にブランクダイバーと接しているので様々な理由でダイビングから遠ざかっているのがわかります。女性で多いのはダイビングライセンス取得してさぁこれからだ!と思った矢先に結婚出産、男性で多いのは取得後の転勤または仕事が忙しくなり海が遠のいた。他にもコロナ禍での活動制限から遠のく方もいればこれは男女問わずで一定数いらっしゃるのが今度の休みでリゾートに行くために取得、目的達成したのでそこで終了。など、ダイビングをお休みしてしまう理由は⼈それぞれです。
それでも⻘い海の世界が恋しくなり、「また潜りたい!」という気持ちが湧いてきたあなたへ。この記事ではブランクダイバーが安全に楽しく海に戻るための情報をまとめました。
ブランクダイバーとは?
教材ではブランクダイバーは次のように定義されます。
【6ヶ月以上潜ってない期間があるダイバー】
ただしこれは⽬安であり、⾃分⾃⾝の感覚として「久しぶりで不安」と感じるなら、ブランクダイバーとして考えるのが安全です。中には1ヶ月潜ってなくてブランクダイバーと不安になる方もいれば3年以上潜ってなくても大丈夫と自意識過剰な方もいます(^_^;)
ブランクダイバーが直⾯する課題
- ⾝体能⼒の変化
⻑期ブランク後に最も感じるのが、体⼒や⾝体能⼒の変化です。特に年齢を重ねてからの復帰では、かつてのような体⼒がないことに気づきます。
具体的には:
- ⽔中での体⼒消費が予想以上
- 筋⼒低下によるフィンキックの効率低下
- 柔軟性の低下による装備の着脱のしづらさ
- 器材の扱いに関する不安
「あれ?BCDのインフレーターはどうやって使うんだっけ?」「レギュレーターのセッティングの順番は?」など、基本的な器材の操作⽅法を忘れてしまっているケースが多いです。
- 呼吸テクニックの忘却
ダイビングの基本中の基本である「ゆっくりと深く呼吸する」技術が鈍っていることが多いです。陸上とは異なり、⽔中では意識的に口で呼吸することが重要です。
- 器材の劣化・変化
⻑期間使⽤していない⾃前の器材がある場合、ゴム部分の劣化やバッテリー切れなど、メンテナンスが必要なケースがあります。また、久しぶりに⾒るとダイビング器材の進化に驚くこともあるでしょう。
ブランクダイバー復帰のための具体的ステップ
Step 1:健康チェック
まず⾃分の健康状態を確認しましょう。特に⻑期ブランク後は、知らないうちに健康状態が変化している可能性があります。かかりつけ医に相談しましょう。年齢としては45歳以上だと医学的チェックが必要です。
Step 2:リフレッシュ講習(復習コース)を受ける
多くのダイビングショップでは「リフレッシュ講習」(復習コース)を提供しています。
リフレッシュ講習でチェックすべきポイント:
- 器材のセッティング⽅法
- 器材の基本操作(BCDの空気の⼊れ⽅・抜き⽅など)
- ⽔中での呼吸テクニック
- 耳抜き・マスククリア・レギュレーターリカバリーなどの基本スキル
- 緊急時の対応⽅法
- 最新のダイビング情報やルールの変更点
Step 3:適切な環境で最初のダイブを⾏う
リフレッシュ講習(復習コース)を終えたら、次は実際の海でのダイビングです。ただし、いきなり難易度の⾼いポイントに挑戦するのではなく、以下のような条件の良いポイントを選びましょう:
- 流れが穏やか
- ⽔深が浅い(10〜15m程度)
- エントリー・エキジットが容易
- 経験豊富なガイドやバディが同⾏できる
Step 4:徐々にレベルアップ
最初のダイブで⾃信がついたら、徐々にレベルアップしていきましょう。⼀気に難しいポイントに挑戦するのではなく、段階的に経験を積むことが⼤切です。
- 最初の1〜3本:浅場での基本スキルの確認
- 次の4〜6本:少し⽔深を深くしたり、軽い流れのあるポイントを経験
- その後:⾃分のペースで無理なく経験を積む
ブランクダイバー復帰に役⽴つチェックリスト
準備編
- 健康状態の確認
- ⾃前の器材がある場合はメンテナンスに出す
- ダイビング保険の加⼊・確認
- Cカード(ライセンスカード)の所在確認
- ログブックの準備
知識編
- 基本的なハンドシグナルの復習
- 基本的な器材の名称と機能の確認
- 耳抜きの⽅法の復習
- 最新の安全基準や推奨事項の確認
器材操作編
- BCDの操作(給気・排気)
- レギュレーターのセッティングと使⽤⽅法
- マスクのクリア⽅法
- フィンキックの基本動作
メンタル編
- 無理をしない・焦らない姿勢
- 不安なことは必ずガイドやインストラクターに相談
- ⾃分のペースを守る決意
- 楽しむことを第⼀に考える
まとめ
ブランクダイバーが海に戻るための道のりは、決して難しいものではありません。適切な準備と段階的なアプローチで、誰でも安全に楽しくダイビングを再開することができます。⼤切なのは、⾃分の状態を正直に評価し、必要なサポートを受けることです。
あの⻘い世界、カラフルな⿂たち、穏やかな無重⼒感は、あなたの復帰を待っています。適切な準備をして、ぜひ海の世界への素晴らしい旅を再開してください。
気になる⽅は遊び来てね〜٩( ‘ω’ )و
