こんにちは、長崎で唯一少人数貸切制をしているダイビングショップVERRYSです。
「ダイビングには体力が必要ですか?」これはダイビングに興味を持つ方からよく聞かれる質問です。特に初めてダイビングに挑戦しようと考えている方や、体力に自信がない方にとって大きな関心事だと思います。
結論からお伝えすると:体力はある程度必要ですが、それ以上に重要なのは経験です。
ダイビングに必要な「ある程度の体力」とは?
多くの方が「ダイビングは体力勝負」というイメージを持っていますが、実際はどうでしょうか?
基本的な体力の目安
- 日常生活が支障なく送れる程度の体力があれば十分です
- 特別なトレーニングや筋力は必要ありません
- フィン(足ひれ)の助けがあるため、泳ぎが苦手でも問題ありません
私自身、特別体力があるわけではありません。それでも、ハイシーズンには休憩なしで4本連続ダイビングをすることもあります。
常連のダイバーの方から「体力ありますね!」と言われることがありますが、実は定期的にジムに通っている方々の方がよほど基礎体力は高いはずです。それでも水中での持久力では負けない理由、それが「経験」の力なのです。
経験不足が招く「無駄な動き」
初心者やブランクがあるダイバーによく見られる特徴として:
- バランスを取るための余計な手の動き
- 不安定な浮力による上下運動
- 非効率なフィンキック
- 緊張による呼吸の乱れ
これらは全て無駄なエネルギー消費につながり、体力の早期消耗を招きます。
経験で身につく効率的な動き
ダイビング経験を積むことで、次のような効率化が自然と身につきます:
- 適切な中性浮力の維持 – 上下運動がなくなり、エネルギー消費が激減
- 効率的なフィンキック – 少ないキック回数で移動距離が伸びる
- リラックスした姿勢と呼吸 – 空気消費量が減少
- 器材の適切な使いこなし – 機材と一体化した動きができる
こうした技術の向上により、体力に自信がなくても長時間のダイビングが可能になります。実際、シニア世代のベテランダイバーが若い初心者より元気に潜り続けることも珍しくありません。
経験を積む上で最も重要なこと:継続性
ダイビングの経験は「本数」だけでなく、どのくらいの頻度で潜り続けているかが重要です。
ブランクがもたらす悪影響
- ダイビングスキルは使わないと衰えます
- 長期ブランク後の再開時は、本数の約1/3を「思い出す」ために消費する場合も
- これは単なる現状回復であり、スキル向上にはつながりません
理想的な継続頻度
初心者からステップアップするには、月に2回程度のダイビング頻度が理想的です。毎週潜れるならさらに効果的ですが、月2回でも継続することで着実にスキルは向上します。
継続的な経験により、浮力コントロールや水中での姿勢が自然と身につき、ダイビング中の体力消費が大幅に減少します。
経験で解決できる悩み:水中酔いの例
経験不足によるトラブルの一例として「水中酔い」があります。これは船酔いに似た症状で、初心者に多く見られます。
原因は主に浮力コントロールの不安定さによる上下運動です:
- 浮力を保てず上昇してしまう
- 慌てて潜り直す
- また上昇してしまう
- この「上下運動」の繰り返しが内耳に影響し酔いを誘発
経験を積み、適切な浮力コントロール技術を身につけることで、この問題は自然と解消されていきます。
まとめ:ダイビングを楽しむための秘訣
ダイビングを長く楽しむためには:
- 日常生活を送れる程度の基本的な体力があれば十分
- 経験を積むことで効率的な動きが身につき、体力消費が減少
- 継続的にダイビングする習慣が最も重要
- 月2回の頻度を目標に計画を立てましょう
これからダイビングを始めたいけど不安を感じる方は【スクール体験】、ブランク後の再開で不安を感じる方は【復習コース】、がおすすめです。1日1組限定の貸切制だからこそ、一人ひとりのペースに合わせた丁寧な指導で、効率的な動きを身につけることができます。
体力に自信がなくても、適切な指導と継続的な経験があれば、誰でもダイビングを安全に楽しむことができます。ぜひ水中世界の素晴らしさを体験してみてください!