シェルドライスーツ使用感と対象ダイバーを説明!

こんにちは、長崎市の少人数制ダイビングショップVERRYSです。

今月から諸事情によりダイバー人生で初めてシェルドライスーツを使用、普段のドライスーツと異なるタイプなのでシェルタイプが気になるダイバーへの目安になれればと思い記事にしました。

一般的なドライスーツとは異なるシェルタイプ、その使用感、オススメする対象ダイバー、そしてシェルドライスーツを使用する事になったメーカーとのコントのような経緯についてご紹介します。

ドライスーツには2種類ある

そもそもですが、ドライスーツには大きく分けて2種類あるのはご存知でしょうか?

ネオプレンドライスーツ

一般的なドライスーツ、多くのダイバーが購入するタイプです。オーダーメイドが可能で生地素材によって保温性UPとか耐久性UPなどの性能を追加できます。また素材によって価格を抑えたスーツを購入する事も可能です。

一番特徴的なのはスーツ自体に保温性がある(厚みがある)のでその時の水温とか気温とかにもよりますがインナー(ドライスーツの中に着る服)は薄着でも可能。

まぁスーツ自体に保温性があるという事は浮力もあるって事でウェットスーツと違ってフワフワした感じになって浮力コントロールに最初は戸惑う事が多いかな。

なかっちょ的にはドライスーツの時は常時浮力コントロール練習ができますよ、だからウェットスーツに切り替えた時に浮力コントロールが上達しますよ~ってポジティブに伝えてます(^^)

まぁ他にも種類が色々あるとかカラー選べるとかスーツが重いなどメリット・デメリットはあるけどこんな感じです。

シェルドライスーツ

どちらかと言うと職業ダイバーが使用する事が多いドライスーツです。他にもテックダイバーとかかな。あまり一般的ではないというかレジャーで遊ぶ方で選択肢に入れる事が少ないですね。

シェルドライスーツの特徴でスーツ自体に保温力と収縮性はほぼ無いです。保温力が無いって事は浮力もないので中性浮力がもの凄く取りやすいです。収縮性が無いって事なのでサイズは大きくしないとダメって事です。

他にも違いとしてはオーダーが出来ない事、既製のサイズから選びます。(首、手首部分のゴムは調整可能)

まぁ他には折り畳めるとかインナー着込みまくれるとか結露しちゃうとかメリット・デメリットはあるけどこんな感じです。

シェルドライスーツに至った経緯

先月から顕著に水没しまして修理出したんですよね。かなりの高額でした。1番高い修理部分はファスナー、ほぼ9割自分が原因ではないので納得できませんでした(笑)

で、その時昔から気になってる箇所は水没が見つからなかったのが不思議でした。その箇所は下半身、正確には股周辺です。いつから気になってたかと言うと購入してからです。そう1回目から新品なのに下半身が濡れるなぁ〜って疑惑があったんですよね。

でも自分自身が汗かきなので汗かき過ぎ?もしかしたら休憩時間で脱いだ時に濡らしてるのかな?ぐらいで思ってました。そして、この事はメーカーの営業担当の方がお店に来てくれた時にもお伝えしたんですがサラっと流されました。まぁ次修理で出して見てみましょう的なサラッとでした。いやオカシイだろって思いましたけどね(笑)

で、月日は流れ先月の柏島ツアーの時についに下半身ビチョビチョになるぐらいの水没が発生。その後一応覚えてる修理方法で対応するも一向に直らず営業担当の方に今回の経緯を伝え、シーズン入ってるので修理に出せない事(出したら潜れない)、なので御社の修理方法を聞いてみました。

心の中ではというか普通に考えて『大変申し訳ございません!すぐにレンタルをお出しします。後ほど修理方法もお知らせします。』だと思ったんですよ。だって購入時からだから欠陥品でしょ、リコール品ですよ。

営業担当の方も大事と思ったのか日曜日の夜遅くなのにすぐに返信がありました。

『修理・技術担当者から直接ご連絡させていただきます。』。。。いやマジで修理方法だけ知らせるんかい!って思いつつもイヤイヤ普通に考えてお店のオーナーのスーツがましてや購入時からの不具合ってすぐに新しいのと交換レベルだろうと考えてただけにビックリです。

でも日曜日の夜遅くなので取り敢えずの返事、翌日にはきちんと連絡(レンタル品を出します)あると思いました。そして翌日修理担当者から連絡が来ました。

修理手順についてだけでした。。。マジか!(笑) いやマジで修理手順だけ教えてくるとは思わなかったです。まぁ後学の為に情報を学べたなと思ったのですが内容がハード過ぎました。

《修理手順》

  1. 乾いた状態にする。
  2. ピンホール部をハサミで生地のみ剥がし取る(ゴム面を出す)
  3. 本体と修理生地(ゴム面)に接着剤を塗布する
  4. 乾いたら(接着剤が手につかない状態)③同様
  5. 乾いたらドライヤーで熱を加えて圧着する。
  6. 12時間以上乾燥

は、剥がし取る!?それ結構高低差生じない??いやそれ難易度高くない???間違えたらただスーツ傷つけるだけにならないか?再度メーカーにパスを出します。『そうですね、難しいのでこちらで修理します。その間はレンタル品をお出しします。』そんな返信を期待してましたが返ってきたのはこんな内容でした。

『おっしゃる通り、高低差ができてしまいます。ハサミで剥いだ部分と同じ大きさで修理生地をカットして埋め込みして下さい。その後、修理手順で修理して下さい。』

そして画像が送られてきました。

こんな風に剥がし取り

埋め込みテープを貼ります!・・・解るかっ!!(笑)

もうね、怒りもあったけど呆れる方が大きかったかな。その後もコレ以外方法ないのか?ってのとコレ誰でも出来る事なのかなってのを投げかけると『ちょっとコツが必要だと思います。』。。。専門家がコツが必要な事をヤラせるな!(・_・;)

さすがに我慢の限界です。営業担当にやり取りの経緯を説明しつつレンタル品を貸してもらえないかお願いするとこんな返信でした。

『お貸出しできるものを確認します。サイズを教えていただけますでしょうか?』。。。注文書そちらに送ってるからデータ調べて送れよと思いましたがサイズ的にMLですかね~って返信しました。こんな返信がきました。

『お貸し出しできるものがシェルドライしかありません。身長的にはLサイズになります。インナーと一緒に手配します。よろしいですか?』。。。なら最初からそれ伝えろや!(笑)

なんて無駄なやり取りをしたんだろう。という事があってシェルドライスーツをダイバー人生で初めて使用したのでした。

シェルドライスーツを使用してみた

初めてのシェルドライスーツで初めてのフロントジッパー、手首や首がサイズ的に大丈夫かなどの心配はありましたが無事にクリア、でもこの時インナーは送られてきた物は使用せずねネオプレンタイプで使用しているインナーで潜りました。

まだ水温下がってないしあんなタイヤマンみたいなモコモコしたインナー着なくて良いだろうと考えたからです。そして初エントリーして数秒後に思いました。

あっ、俺低体温症になるかも(;・∀・)

いやマジで寒かった。そしてネオプレンと全く異なる事を身をもって経験しました。

1本終わってすぐにインナー交換しました。めっちゃ温かいです。最強です(笑)

インナーによって保温性の変化が激しいので着込めば寒さ気にならないなと思いました。

何より感動したのは中性浮力の取りやすさです。この写真水深1Mで残圧50で撮影してます。でも浮かないんです。もうねウェットスーツと一緒。シェルドライスーツは濡れないウェットスーツって表現してます。

どんなダイバーにオススメなのか?

まず初めての購入ならネオプレンタイプだと思います。スーツ自体に保温性あるのが良い、そしてオーダーすれば自分の体格にピッタリのスーツが作れるからです。そして値段の幅もあるので安く作れます。

なのでオススメなのは買い替えを考えてる方、特にフォトダイバーは冬の海でも粘ってウミウシ撮影とかしたいならオススメです。

後日談

先日Myドライスーツについて連絡がありました。リコール品ですからね、無償で修理でしょう。クレーマーみたいに思われるのも嫌だったのでお願いしますの意味も込めて元払いで送りました。。。けど品名にリコール品って書いてやりましたよ(笑)

それ見た運送会社の受付の方は『着払いにしなくて良いんですか?』って不思議がってました。まぁそうだよね(笑)

さぁどんな対応をしてくれるのでしょうか、もうここまできたらコントみたいだからまたズッコケるような内容なのでしょうか??気になる内容はこんな感じでした。

『水没検査料○○円、股部分の修理代○○円、ネックスレ交換○○円、合計○○円になります。』

いや金取るのかよ(笑) メールで見て苦笑いしましたよもう呆れた。。。ってか前回の修理時には無かった修理箇所増えとるし何じゃそりゃ!

呆れた後には怒りこみ上げましたのでリコール品なのに何で請求するんじゃーって返事したら今回は無償対応しますという事になりました。

以上、シェルドライスーツの使用感とオススメダイバーのご紹介と使用するキッカケになったメーカーとのコントのようなやり取りでした。

疲れた(;^ω^)

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