浅場で砂地でよく見かける辰口では普通種の魚です。ナゼ砂地なのかというとダイバーが巻き上げた砂に餌がいるのではないか?って近づいてくる事が多いので砂地で見かける事が多いのです。写真のように岩の上とかもスイスイ泳ぎはしますけどね。
なので砂地移動してる時は後ろを振り返ってみてベラがいれば自分は砂を巻き上げてる初心者ダイバーなんだなと気づかせてくれるありがたい魚でもあります。といっても初心者にそんな余裕はないかな(^^ゞ
雌が多く少ない雄が複数の雌を縄張りで囲ってるのでハーレム状態です。この縄張り、個体差があるかもしれませんが広い、まぁ根魚じゃないので動いてるからしょうがないのでしょうが雄は敵(他のオス)がちょっかい出しに来たら攻撃しにいきますし、自分の縄張りに他のオスがきてないか監視しとかなきゃいけないのでいつも忙しなく動いてます。
ベラは現代の人間よりも規則正しい生活をしてまして夜になると砂の中に入って眠り朝になると砂から出て活動します。と書きつつもオハグロベラは砂に潜らないので同じ仲間でも生活スタイルに違いはあるようですね。でもキュウセンも砂の中で眠るんだけどな。
また冬眠する魚としても有名なので冬場はほとんど見かけない魚でもあります。夏場が一番観察率が高いですね。
辰口では例年5月中旬ぐらいから繁殖期になります。
北部九州では有名なダイビングポイント『辰ノ口』で見られる水中生物をご紹介してます。辰ノ口についての詳細はこちらを御覧下さい。