今年も辰ノ口で、ニジギンポとスズメダイの産卵が始まりました。 でもね、何だかおかしいんですよ。 「あれ、もうこの時期だったっけ?」って毎年思うんですけど、今年は特にそう感じるんですよね。
こんにちは、長崎で1日1組限定のダイビングショップVERRYS(ベリーズ)です。 辰ノ口は当店のメインフィールドで、26年・2万本以上、この海に潜り続けてきました。
毎週同じ場所に通ってるからこそ、こういう小さな変化に気づくんですよね。「気のせいかもしれない、でも気のせいじゃないかもしれない」 そんな話を今日はしようと思います。
産卵の時期、毎年メモするわけじゃないけど
正直に言うと、僕は毎年「ニジギンポの産卵を○月○日に見た」みたいなメモは取ってないんですよ。 でもね、26年も同じ海に潜ってると、肌感覚としてわかるようになるんです。 「今年は早い」「今年は遅い」って。
今年は早い。 それも、ちょっとどころじゃなく早い気がするんですよね。
水温の上がり方なのか、潮の動きが違うのか。 科学的に何が起きてるかまでは断定できないんですけど、海が変わってきてるのは間違いなさそうです。
ちなみに以前は水温23度前後で多くの産卵シーンを見かけていました。時期としては6月、それが今では早いとGW辺りで見かけるようになりました。早っ!!
卵そのものより、守る親が圧巻

産卵そのものも見応えあるんですけど、ほんとに目を奪われるのは「卵を守る親」の姿なんですよね。
ニジギンポは瓶や貝殻などに産みつけて、目を光らせて卵を守ってる。 近づくものは全部威嚇する。あの小さな体で。でもダイバー近づくとすぐに逃げます。守らんのかーい!っと思わずツッコミたくなりますがちゃんと近くで見守ってはいます。

スズメダイはペアになった者同士で岩の隙間に卵を産みつけ守ります。だからこちらは割と探しやすいですよ。普段は群れ行動しているのに岩の隙間に逃げずに止まっている個体がいればそこには卵がある。
「ダイビングって、魚を見るだけでしょ」 最初はそう思って始める人が多いんですけど、この産卵期の親魚を見た瞬間にスイッチが入る人が多いんです。 「あ、これは見るだけじゃなくて、立ち会ってる」って。 そこからハマっていく人を、僕は何人も見てきました。
またこの立ち会いがキッカケで卵に興味を持ち始める方もいます。
こういう変化に気づけるのは、通い続けてる人だけ
毎年潜っても気づくかどうかの変化なんですよね、これって。 たまに潜るダイバーには絶対わからない。
うちのメンバーさんも、入ったばかりの頃は「ニジギンポってどれですか?」だったのが、定期的に潜るようになり時期による変化を楽しんでいる方は「今年は早くないですか?」って言うようになるんですよ。 それが嬉しくてね。
見る目が育ってくると、海がどんどん面白くなる。 同じ場所に潜ってるはずなのに、見える世界が全然違ってくるんです。
これ、メンバーになって長く通うことの一番の価値だと、僕は思ってるんですよね。
産卵初期の今見頃です
ニジギンポもスズメダイも、これから夏にかけて産卵を続けますが見頃は今です。というのもこれからダイバーがドンドン増えていく。そうなると見たい!と思ってた場所に先客がいた。さぁ次は自分の番だと思ったら砂撒き散らされて見るどころではなかった、、、あるあるです。
でも今の時期ならハイシーズン前なのでそこまでダイバー多くなく、邪魔されず気の済むまで観察可能です。
「魚の産卵なんて地味じゃない?」って思った方こそ、潜ってみてほしいんです。 あの守る親の姿は、写真や動画だと伝わりきらないんですよね。 水中でしか味わえない迫力があるんですよ。
気になる方は、お早めにどうぞ٩( ‘ω’ )و
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